60で定年、再雇用の身
会社員になって40年近く紳士靴にはあまり興味もなく過ごしてきました。
思いを馳せれば、若かりし頃はマドラス何かをよく履いていた気がします。当時のマドラスは大衆向けの安価で手の出しやすいメーカーだったと記憶しております。紐靴ではなくローファー程カジュアルでもない靴を好んで履いていました。
30を超えた辺りからリーガルに切り替えました。定年までリーガルかランウォークかのどちらかを履いていた気がします。
定年を機に新規一点新しい紳士靴を探す事としました。
自分の足は足長24.7 幅10.2 甲6.0 踵6.1です
足長に比べ幅があり、甲は低いです。まるで草履のような足です。
なかなか塩梅の良い靴がなくこれまで少し大きめの靴を履いてきた気がします。
さて、憧れのスコッチグレインです
試着した所、私の足には絶望的に合わないと感じました。
24.5では長さが足りない。25.0では長すぎる。
感覚的には、24.5は24.3、 25.0は25.2の感じです。24.5と25.0の長さの差が大き過ぎると思います。結論は私の中途半端な足長にあった物がないと言う事です。
憧れのスコッチグレインとは縁がなかったようです
私用でもと考え、ジャランスリワヤのUチップを試してみました。サイズは6で足長はピッタリです。小指も痛くありません。しかしながら幅が足りません。靴に興味を持ち色々ネットを見ると最初はキツめが良いような事ばかり。ようやく足長のあった物を見つけた勢いで購入してしまいました。
修行は厳しいです。午前中はそこそこ頑張れますが、午後になると糖尿病の影響で水分をたっぷり飲んでいることもあり、足のむくみが出てきます。帰宅時の最寄り駅から自宅の10分は地獄です。まあ、Uチップゆえ休日の買い物や散歩の足として活躍はしてくれてます。
そろそろ馴染んできたので近いうちに会社に履いて行こう思います。
紳士靴といえばやはりストレートチップ。
色々のブランドの靴を足長をジャストで試着しましたが、幅がキツイ、そして小指が当たって痛い。やはり変わった足の持ち主には救世主は現れてはくれません。
ネットを見ていると足なり木型と言う木型を採用しているユニオンインペリアルと言うブランドが目に止まりました。
百貨店で24.5を試着すると、長さが足りない。あースコッチグレインパターンかと思いましたが、25で試着するとほぼ足長はジャストです。
細かく言うと後2ミリ短ければ最高でしたが。
ここで幅です。3Eで履くと小指が全く当たりません。なんなら2Eでも行けるぐらいです。
ただ、このブランドの靴は甲が低いです。幸いなことに草履のような自分の足には持ってこいです。
敢えてストレートチップではなくパンチドキャッブのU2006 ブラック7(25.0)3Eをヤフーショッピングで、実質32,000円で買ってしまいました
プレメンテもほどほどに、いきなりの出勤です
非常時には会社に置いてあるリーガルウォーカーのローファー24.0に履き替えようとの思いでした。
結果、朝から帰宅までほぼほぼ痛みもなく履き通すことができたのです。
朝は、ややゆとりがあるかなと言う感じ、夕方の足が浮腫んだ状態でもやや甲に圧迫感は感じますが充分許容範囲。何より小指の痛みが一日中感じませんでした。足なり木型恐るべしです。
ジャランスリワヤでジャストに慣れてきた感覚からすると、長さは2ミリ短く、幅は1ミリ短かければ本当の意味でのジャストかなと思います。
金額的にはスコッチグレインのアシュアランスとオデッサの中間に位置しますが、さすがに皮質はスコッチグレインが優れています。
金額の下位のアシュアランスよりも劣る感じです。さらにアシュアランスはソールはレザーを奢っています。
スコッチグレインの売れ行きの良さはやはり良心的な価格設定でしょうか?
ともあれ、スコッチグレインは自分の足には合わないので、気にしない事とします。
小指を中心に外側に痛みを感じてる方には是非このユニオンインペリアルを試してみてもらいたいです。
そんな事言いながら、ヤンコの定価6万のローファーの到着を待ってる自分がいます。